本当に怖い~童話と民話 (スタッフコラム)

昔のヒトは聞き覚えがあると思います。森村桂という作家がいました。「天国に一番近い島」という作品が最も有名です。映画にもなったし・・・ニューカレドニアという島を全国区にしちゃったし、「時をかける少女」のあの原田知世が主演だった!と、それはどうでもいいのだけど、僕はその「森村桂」を中学時代に読みまくって「東京の大学生」に憧れた。絶対に東京に行くゾ、と思った。ま、それもどうでもいいんだけど、その後女流作家をあまり読むことがなくなっていた。しかし、最近は女流ミステリーが面白い。「イヤミスの女王」と呼ばれる湊かなえなんか読みやすいし、最高っすね。「イヤミス」って「読み終えてイヤ~な気持ちになるミステリー」のことらしい。僕は、ミステリーもだけど、ホラーも好き。角川ホラー文庫なんか大得意。。。

毎週金曜日に「マリマリ」という秋田のタウン情報紙が配布される。月イチで「医師の処方箋?」を連載する潟上市医師会の佐々木先生のコラムと「特集」の美味しそうなお店のとこだけしか見なかったんだけど、たまたま「ふるさとの民話」のコーナーが目に留まった。秋田に伝わる民話を数百字にまとめたもので、面白い!「民話」のイメージは「笑えるオチ」「うーんと唸る教訓」「ワルモノを懲らしめる勧善懲悪」。でも、あの「グリム童話」のような「うわぁ~、こわっっ」って感じの作品があった。「猿に嫁入り」という題名。「ぼた餅」が大好きなオヤジが「娘を嫁にあげてもいいからぼた餅が食べたい」。それを聞いた猿が用意し、オヤジはそれを食べちゃう。約束通りに三女が嫁に行くことになるが嫁入りの途中、三女の悪だくみに騙されて猿が命を落とす、というグロい内容。イヤミスならぬイヤミン。切なくて読後、サイテ~・・・しかも、命を落としたオチの後、お決まりの「とっぴんぱらりのぷう」、と明るい。このお話を聞く子供たちには笑って欲しくない・・・

子供のころ父方の祖母から沢山の秋田の民話を聞いたことを思い出した。その中に衝撃的なものがあった。とてもケチな独身の中年男がいた。周囲から結婚を勧められるが嫁にごはんを食べさせることももったいなく感じる。そこで、「何も食べない女性だったら結婚したい。」そこで紹介されたのが「口のない女」。口がないのでごはんを食べない。しかし、自分しか食べないはずのごはんが減っていることに気づいた男は隠れて女を監視した。夜中、1人になった女は長い髪を頭頂部でかき分けた。すると頭に大きな口があったと~という内容。怖くて今でも覚えてる。何故、民話とか童話には怖いお話が多いのでしょう?知ってるヒト、是非教えてチョ~ダイ。