女の不作法、読んでみた。 (スタッフコラム)

周囲に「内館牧子」はあまり好きじゃないんだよね~なんて言っちゃってるけど、月2回のサキガケ新報のコラムは欠かさず読むし、「終わった人」も読んでみたのでホントは好きなのかもしれないと感じるこのごろ。以前サキガケに書いてた「バタバタしてて」という言い訳が気に入らないということを「女の不作法」という本に書いた、とあったのに反応してしまい、「僕は忙しかった理由をあれこれ並べ立てるのが面倒だから「バタバタ」を使う」とこの欄でも書いてた気がする。で、配偶者が買ったのを覚えていたので読んだ。面白かった。っていうか、共感した。

この本は内館さんが感じた「女性に多い傾向」を30くらい挙げている読み易~い内容。あ、それってある!的な感じで微苦笑を誘う。昔は女にその傾向があったかもしれないけど今は男も一緒じゃない?とか、ヤバい、気をつけなきマズいゾ、女って怖い~。とか楽しく読めた。僕が気になった項を紹介しますね。

一番心に染みたのが「自然至上主義」というとこ。いつの頃からか、女性たち、特に子供を育てる年代の女性は「心の赴くまま生きる子供が一番。ストレスレスで感情を表すことが良い」と叫ぶ、と内館さんは言い、否定はしないが「不自然体」を日本人の精神文化「感情を抑制」する素敵さ、と説いている。こんな風に書いちゃうと小難しいけど、簡単。具体例として「相撲」を挙げて「かつて、前頭の力士が一度も勝ったことのない横綱を破り土俵上で小さくガッツポーズ。勝ったことは褒められず、その所作を師匠にこっぴどく叱られた」と書いてた。今じゃ、横綱の白鵬だって「大きく」ガッツポーズしてるけどね・・・あと、将棋の世界を例に出し「藤井聡太七段は、対局が終わると勝っても負けても相手より長く深く頭を下げる。当然ガッツポーズはない」と書く。そして「相手への敬意が感情の爆発を封じているように見える」。。。相撲や将棋に限らず、柔道、剣道、囲碁の世界も日本的な「相手を思う心」を以て試合、対局に向かう。美意識高い!カッコいい。凄いゼ、NIPPON!そう言えば、ハンサムな横綱「千代の富士」のライバル「北の湖」は不敵な表情で笑顔がなかったので強いのに不人気だった。何かの番組で観たんだけど、ホントは優しい好青年だったそうな。「相手がいるから相撲ができる。勝つことも負けることもできる。だから勝っても笑い顔はしない」。やっぱり「敬意」があった。深いね、日本は。

あ、またこんな字数。次の機会にもうひとつ気になった項のことを書かせてチョ~ダイ(財津一郎風に)