鉛筆の芯の話を読んだ。で、昔を思い出した。。。 (スタッフコラム)

例によってサキガケ新聞の「北斗星」にあったこと。小学生(児童、と表現してたので以下、児童)は、今は主として鉛筆は「2B」だそうだ。秋田市内の文具店ではなんと「10B」まである、とのこと。学校の教師に聞くと「低学年を中心に濃い芯」を薦めているそうだ。筆圧が弱くてもはっきり書けるし「トメ、ハネ、ハライ」といった漢字の練習にも合っているらしい。更に驚いたことには「2B」を使用する児童は全体の70%を占め完全に主流派。そして「B」→「4B」→「6B」と続く。HBは5%だそうだ。この間、スーパーの文具コーナーを見たら「2B鉛筆6本+消しゴム1個セット」が山積みになってた。確かに2Bは主流なのだ。

ご承知のとおり2B、4Bは減りが早い。僕が児童だった時代、つまり「秋田市立明徳小学校」は今の「明徳館」という市立図書館に建っていた。正門から右手に折れるとすぐ千秋公園への上り坂、という立地。しかも当時は千秋公園内に「動物園」があって「図工」の授業で、4Bの鉛筆とスケッチブックを持って動物園に赴き、トリやウマなんかを描いていた。4Bの鉛筆は「写生用」でしか使えない貴重な鉛筆だった。芯が柔らかいので描きやすいし、消しやすい。でも「減り」が早い。モノが満足に揃わなかった時代、僕らはみんな鉛筆を大切に扱っていた。短くて書きづらくなった2本の鉛筆の削っていない平らな方を合わせてテープでつないで持ちやすくして使ったり、短くなった鉛筆用の「サック」をつけたりして、ホントに短くなるまで使っていた。

芯が硬いものほど減りは遅いのだから、HBじゃなくHや2Hなどを使った。当然薄く書けるので筆圧を強くして書いていたためか、20歳の頃はまだ「ペンだこ」が中指の第1関節にあった。「北斗星」には一般の人のシェアは20年前はHBがトップだった、とある。でも10年前は2Bがトップになった、と。デジタル化のため大人は鉛筆を使わなくなったためだと説明している。そう。実は僕も今は「B」と「HB」を交互に使っている。数年前まではボールペンしか使っていなかったのだが、前任のSさんが残していってくれた鉛筆(Bだった!)があったのでもったいないから使ってみたらハマった。原稿の下書きに使うには鉛筆、特にBの柔らかさがクセになってしまう。でも減りが早いので自分を戒めるためにHBも併用することにしている。贅沢は敵だ!

因みに、僕は絵画の才能も全くない。高校の「芸術」は「美術・音楽・書道」の中からひとつの選択制だったため仕方なく「書道」を採ったことも思い出した。小学2年だった頃、たった1度だけ校内の写生大会で表彰されたことがあった。千秋公園内の紅葉・落ち葉拾いを描いたのだが、3つ上の姉(彼女は確かず~っと美術部に在籍していたはずだ)に大笑いされた。廊下に張り出された入賞の絵は所々絵具が塗られておらず鉛筆の線がそのまま無様に残っていたのだ。それが何故入賞し、スケッチブックの副賞まで貰えたのか?野性味?子供らしさ?なんだかわからないけど、いずれにしても大らかな時代だったんだね。モノの不足なんか気にもならないくらい素敵な時代に児童をやれて幸せだったわ~