トレードオフと二律背反 (スタッフコラム)

先日、2ケ月ぶりに「秘密結社R」の集会に顔をだした。コロナ感染対策の必要性もあり、また5月末に集中している「やるべきこと」が山積状態でそれらを処理するため出席できなかったのだ。でも、この日は何とか都合をつけ赴いた。潟上市長がゲストスピーカーだと聞いたから。一期で退任された藤原市長さんのあとを受けて、潟上市第3代の市長は50歳くらいの若い首長。これまで2期県議を経験している若手政治家のホープといったところだろう。

以前も2度ほどお会いしたことがあったが、「忘れられちゃマズい。この機会に僕の顔を印象付けなきゃ」との思いで集会に行ったのだ。新市長は自らの公約を詳しく話してくれたのだが、その中で「トレードオフ」という言葉を口にした。「横文字」が超苦手な僕でも聞いたことのある単語。純日本人なので必ず日本語に変換する。「二律背反」。しかし、市長さんの話の内容では「二律背反」はどうも相応しくないように感じた。そこで今回は「トレードオフ」と「二律背反」を調べてみたので少しお付き合いください。

まずは「二律背反」。「論理的に矛盾するけどそれぞれに正しいものが存在する」こと。同時には両立できないので矛盾している概念、だそうだ。例えば、それこそ「矛盾」。中国の故事で「何でも貫く矛」と「どんな攻撃でも防ぐ盾」は同時には存在しない、ってこと。所謂、ホントの意味での矛盾。この「二律背反」に近いのは「アンビバレント」という言葉だそうでこれは「ひとりの人物に愛情と憎悪の気持ちを同時に抱くといった相反する感情を同時にもっている状態」、と説明があった。これはわかり易くてでスッと入ってくる。法的、哲学的な要素の強い言葉、ですと。

次に「トレードオフ」。「何かを達成するためには他の何かを犠牲にしなければならない」という意味だそうだ。例えば、モノを売る場合「在庫が多すぎる」と売れ残りのリスクがあるけど「少なすぎる」と折角の売れる機会を逃してしまう、ということ。どちらかを選択すると一方はマイナスになっちゃうような場面を「トレードオフ」っていうんだそうな。こちらはビジネス用語。。。あ、そう言えば僕がこの横文字を知ったのは10年位前に受けた経営セミナーだった。なるほど、納得。

じゃあ、もしかして新市長さんは「経済学部」系の出身なのかなぁ。ま、それはどうでもいいことだけど、今回この概念なんかを考えてたらまたまた横文字が頭をよぎった。二律背反と同じような「2つのこと」が関係する言葉。「ダブルスタンダード」と「ダブルバインド」。なんか、あまり知らないけど前者は今話題の「ジェンダー」に関係ありそうだし、後者は・・・ミツユキさんから数年前に教えてもらった言葉。近いうちにこれも調べて取り上げたいと思います。